DAVEでオーディオ用NAS, MAGICO S1 mk2試聴

 
CHORD 「DAVE」を導入してから約2ヶ月。 
様々な曲を聴きました。
 

 
CHORD_DAVE__rev2

アニソン(ロック調、ユニゾン、しっとり系、バラード、電波) 
ジャズ、クラッシック(ピアノ、ヴァイオリン、協奏曲、フルオーケストラ)。 

今のところ苦手なソースはありません。 

どんなソースでも心地良く(聴いていて楽しく)、躍動感溢れて 
時にうっとりするくらい美しく鳴ります。
 

今回の記事は、そのDAVEを使って、以下の2構成にてお届けします

 

前半:今オーディオ市場で密かなブームになっている、

   DELA や fidata のオーディオグレード用 NAS(*1) の音質チェック!

    (*1 別称、ミュージックサーバー、デジタルミュージック・ライブラリetc…)

 

後半:MAGICO S1 mk2の試聴インプレ!

    (AVALON DIAMOND、B&W 802D3とのクロスレビューありです!)


--- 章題 ---

 

 ■前半
 1.オーディオグレードのNAS 
 2.オーディオグレードNASへの疑問 
 3.オーディオグレードNASが良い音とは限らない? 
 4.DAVE用のPCを考えてみた 
 5.現時点で -おそらく- 最強のPCが現れた
 6.対決!VAIO S11と ハイエンドSSD NAS -fidata S10 -
 7.圧倒的な音質差

 

■後半
 8.MAGICO S1 mk2 試聴インプレ!
 9.対 AVALON Diamond
10.まとめ


------------  

※クリックで各章に移動できます。

  

|■1.オーディオグレードのNAS 

現在、オーディオグレード NASと呼ばれるものは 
以下の5製品です。 

●バッファロー:ブランド名「DELA」 (*1)

# 型番 ストレージ 容量 価格 発売年 備考
1 N1A HDD 2TB 18万円 2014年
2 N1Z SSD 1TB 78万円 2014年 26万円追加で下記N1ZP仕様にVup可
3 N1ZP SSD 1TB OPEN 2015年 (メルコブランド) ※40台限定生産 

(*1:2016年9月末より、音質を更に追求した、第2世代の新型DELAが発売されました。詳細は下記リンクにて)

製品URL:http://dela-audio.com/ 


●I-O DATA:ブランド名「fidata」 

# 型番 ストレージ 容量 価格 発売年 備考
1 H40 HDD 2TB 34万円 2015年
2 S10 SSD 1TB 39万円 2015年

製品URL:http://www.iodata.jp/fidata/ 

(※価格は2016年4月時点、税8%込み)

オーディオグレードのエントリー帯 NASは国産エントリークラスのCDPプレイヤー、
そのハイエンド帯 NASにいたってはミドルアッパークラスの CDプレイヤーが買えるほどの値付けです。

かつては、オーディオグレードと名乗るNASは無く、 
静音PCや「とりあえず使えるNAS」が一般的でした。 
(LINN DSが登場したときは、PCショップのオリオスペックさんが頑張っていました) 

2016年時点では上記の通り、 

2014年にバッファローが、2015年にI-O DATAが後発でオーディオグレードの 

ハイエンドNASを発売しました。 

音の良いUSB-DACが増える中、DELA と fidata 共にUSB-DACと直結 可能 
ネットワークの知識や設定不要で音が出る)ということで、 
USB-DAC / NAS市場は 盛り上がりを見せています。 

オーディオショップさんもこぞってUSB-DACとハイエンドNASの音の良さを 
PRしています。 


|■2.オーディオグレードNASへの疑問 

ここで疑問が。 

オーディオグレードのNASは本当に音が良いのか? 

ネットワークオーディオやPCオーディオをある程度追求された方にとっては、 
LAN/USBケーブル、そしてNASで音が変わるのは、自明的なことだと思います。 
しかし、ハイエンドNASの導入によって音が良くなるかについては、 
私はケースバイケースだと思っています。 

その理由は、オーディオグレード(のハイエンド)NASよりも
音質を突き詰めたPCの方が 良い音を出す、という事例があるから
です。 


私は、PCで音楽をよりよく聴くために静音の自作PCを組み始めました。 
それは今から14年前の2002年で、その頃は「PCオーディオ」という言葉は 
普及していませんでした。 

それから8年後の2010年、LINNのAKURATE DSを購入し、ネットワークオーディオを 
始めました。当時はSSDがまだ高価で、NASはHDDが当たり前、そのうえ、 
オーディオ再生用に作られたNASはほとんどありませんでした。 
(音質云々以前に、使い勝手が悪かったようです。) 

当時のNASはHDDのプラッタが常時回転していました。 
そして、DSとNASとコントロール用PCは(基本的に) 同セグメントに設置 しなければならず、
HDDの振動ノイズとネットワーク環境 
(ARP/SMB/DHCP等ブロードキャストによる 通信タイミングの乱れと
受信時のNICの「ほんのわずかな」負荷 と 「滅多には発生しない輻輳」)を
問題視しました。 

その対策として、SSDを搭載した完全ファンレスNASを自作しました。 

ブロードキャスト対策としては、 
 ・Wireshark で通信量や通信内容、シーケンスを解析 
NECの業務用ルータ(UNIVERGE IXシリーズ、ファンレス)を購入・設定 
DSとNASを家庭内LAN&無線LANから物理的・論理的に切り離す 


上記3点によってオーディオ専用の独立したセグメントを作りました。 

その時の音は・・・不満はありませんでした。 

むしろ、その時の組み合わせ 
 
自作SSD NAS × AKURATE DS (プレイヤー+プリ) × ARACAM(パワー) × ガルネリ 

 
音は素晴らしかったです

(DAVEに比べると荒削りですが)今でもまた聴きたい音です。 

上記のように、 

 ・(ほぼ)音楽データのみが流れるクリーンなネットワーク環境
・SSD搭載 完全ファンレスNAS 


は、私にとっては 最初から 【当たり前】 の基準でした。 


|■3.オーディオグレードNASが良い音とは限らない? 

昨年の2015年冬、dCS Rossini Player + Rossini Clockの 
試聴会に行きました。 

使用SPはAVALON DIAMOND、プリアンプはJeff コーラスということで 
自宅のシステムに近い構成でした。 

新製品のdCS Rossini PlayerはSACDプレイヤーとしてはもちろん、 
USBやAES/EBU、SPDIF入力を備え、NAS等のネットワーク上の音源を 
再生できるマルチネットワークプレイヤーです。

その試聴会でオーディオグレードのNAS「DELA N1A」(HDDモデル)が 
使われていました。 

試聴会の流れは 次の3部構成でした。 

(1)CDプレイヤーの音質 
(2)USB-DACの音質 
(3)ネットワーク再生の音質 


CDプレイヤーとUSB-DACとしての音は素晴しかったです。 
上下左右奥方向の空間を思う存分使って、AVALON Diamondの相乗効果で 
雄大な空間表現を見せてくれました。 

dCS Vivaldiはそれに加えて、音が前にも出てきます 

Rossiniでは前には出ず、そこがフラッグシップとの差かなと思いました。 

しかし・・・DAVEも、上下左右奥方向そして「前にも」音が出てきます!) 
※【必須】インコネは JORMA の UNTIY 以上

試聴会で感心したのは、USB-DACの音がCDを再生した時とほぼ同じだったことです。 
USB-DACの進化を感じました。 

※6年前、私がAKURATE DSを導入した理由の1つは、当時のUSB-DACの音が 
あまりにも悪く、PCオーディオ系はDSしか有り得ないという見解を持っていたからです。 

CDP、USB-DACも申し分無く素晴しい、ではネットワーク再生の音質は?」 


-再生- 



音像の細部が雑で、空間が狭く、ノイズ感さえもありました。 
とても、CDPやUSB-DACと同じ機器とは思えない、2ランク、3ランクも下の音でした。 
(かなり酷かったので、主催者はどういう理由でこの音を披露したのだろう?と 
疑問に思うほどでした。) 

試聴会後、NAS&ネットワーク環境を見に行くと、
NASは確かにDELA のオーディオグレードNAS (HDD)でした 

しかし、LANケーブルはヨリ線の細いタイプで、HUBはプラスチック筐体の安価な物でした。 
ネットワークエンジニアの観点からすると、減衰に強い単線の太いLANケーブル、 
外来ノイズを防ぐ金属筐体のHUB、あるいはL2スイッチを使って欲しいです。 
そして、dCSレベルのハイエンドオーディオグレードを要求するなら、 
Blue Coat「PacketShaper」等の帯域制御装置を使って通信を最適化してほしい所です。 

そんな事を思いながら、dCSとUSB接続していたPCトラポ(USB-DAC再生時に使用)を 
見に行きました。CDと同じ位の音を出すPCの構成が気になったのです。 
そのPCはなんとMacのノートPCで、ストレージはSSDではなくHDDだったのです。 

えっ・・・。 

DELAもHDD、PCトラポもHDD。劣悪なネットワークはあるにしろ、HDDのノートPCでも 
USB接続であっても(昔から考えると)驚異的な再生音を出すことを知りました。 

「いくらオーディオ観点から作った高額なNASでも、ネットワーク環境によっては 
目も当てられない音になる。一方、オーディオ的に何の考慮もないノートPC 
(しかもHDDタイプ)でも、(接続形態は違うにしろ)オーディオグレードのNASを 
超えうる可能性がある」 

その試聴会はDAVEを予約した後のことで、当初、DAVEのトラポには予算的にも
DELAのHDD NAS 「N1A」(まさにオーディオのために作られたNAS)を考えていました。

しかし、この音を聴くとさすがに考えが変わり

 「6年前組んだ自作SSD NASの方が音が良かった。
そして18万円あれば、もっと良い音の SSD NASが作れる


と思いました。 

「オーディオグレードNAS、DELA N1A(HDD)はそこまで凄い訳ではない」 

これは大きな収穫でした。 

その後、そのノートPCを持ってきたオーディオ評論家と少々会話し、その中で、 
DELAのN1Zも良いけど、fidataのSSD NASは凄い音を出すよ。そのうえ半額!」との
言葉を頂きました。 

DELA N1Z (SSD) の約半額の39万円。 
確かに気になる・・・いつかこれを聴こうと帰路につきました。 




|■4.DAVE用のPCを考えてみた 

試聴会によってオーディオグレードのNAS(DELA N1A HDDタイプ)の選択肢が消え、
その後、DAVEとUSB接続するのはWindows PCにしようと考えました。 

WindowsPCにした理由は、沢山の再生ソフトがあるからです。 

そのころ試していた再生ソフトはfoobar2000、JRiver Media Center(=JRMC)、 
Bug head(Infinity Blade)、JPLAYです。 

クラシック音楽やバラード系のアニソンならJRMCのオーディオ専用モード、 
声優さんの素朴な声を堪能したいならJRMCの通常モード、
録音のあまり良くないアニソンは Bug head、DSDを安定的に再生したならfoobar2000・・・等々。

再生ソフトによって音が変り、 得意とするソースも変わります。 

一種類の音しか出せないオーディオグレードのNASより、Windows PCでソースの特色毎に
再生ソフトを使う分ける方が、より理想の音に近づけると思い、Windows PCの要件を纏めました。 


◆DAVE 接続用PC 要件 

ハードの要件は以下の通りです。

 (1)振動ノイズ対策のため、DAVE用PCは 
→完全ファンレス&ゼロスピンドル(絶対条件) 

 (2)多種多様な再生ソフト使用のため 
→OSはWindows 


 (3)Windowsのバージョンは 
.丱奪グラウンド処理&通信の少ないもの 
(可能な限り音楽再生のみ処理させる。 
そしてそれによりCPUのクロック・電圧の乱高下を防ぐ) 

Bug headでの再生をより高音質で再生できるもの 

     →Windows 7 64bit (メモリは4GBより多く) 

 (4)ハイレゾやDSDを再生するため
  →CPUはCore i5 


(現在使用している自作Core i3 (22nmプロセス)PCでは、ハイレゾ再生に難有り*1 *2、
Core i7は発熱が心配)

*1:通常のWAVEファイル(44.1kHz/16bit)を再生する限りでは現代のCPUでは 
性能は問われません。 

しかし、ハイレゾ(48kHz/24bit以上)やDSDを再生するときは、CPUの性能が 
問われます。例えば、スペックの低いノートPC、44.1kHz/16bit WAVE再生は 静かでも、
ハイレゾやDSDになると負荷が高くなり、ファンが高回転になります(=瞬間的に電圧・クロックが乱れる) 
これはBug headだけではなく、JRMCでも起こります。 
そのことから、CPUはハイレゾやDSD再生の負荷でも電圧上昇やクロックアップが 
少なく、発熱も少ない高性能なCPUが必要です。) 

*2:DELAやfidataのオーディオグレード ハイエンドNASでは、 
振動やノイズ、電圧、電源、クロックにおいて、従来のオーディオ的対策を取っています。 
そして、その点をオーディオマニアに訴求しています。 

しかし、肝心のCPU性能(パフォーマンス)には一切触れていません。 

ここが抜け目です。 

DELAやfidataのCPUはハイレゾやDSD再生において 
十分な性能があり、(通常のWAVEとハイレゾが混在したプレイリスト再生であっても)、
クロック・電圧は一定なのでしょうか? 

   搭載しているCPUは、通常のWAVE、ハイレゾ、DSD最大限に高音質にする目的のために
   究極のCPUを使っているのでしょうか? 



私は、Bug headの音の良さとその理論に同感し、
 

  WAVE、ハイレゾ、DSDを 可能な限り【高音質に再生するため】に

 高性能CPUを導入

 することにしました。 


 (5)ストレージはSSD一択 そして・・・

SSDはインターフェース(その先で接続するコントローラー)の違いにより、
最大読み込み速度が異なります。

●SSDの種類一覧(大別)

# インターフェース種別 最大転送速度(Read)*3 価格帯 金額 (2016年4月時点の目安)
1 SATA 600MB/s 安価 7千円〜
2 PCI-express 700MB/s 〜 1000MB/s やや高価 1.3万円〜 173万円
3 SAS 1,200MB/s 高価 8万円 〜 250万円以上


  *3:音楽データ再生に要する(規定速度以上の)転送速度と 音質に関する明確な論理は(現時点では)無いが、
  PCオーディオ実践者の声を聴く限り、傾向として転送スピードの速いSSDが【音が良い。)


  →可能な限り速いSSDを選択 する

上記の要件を満たすPC構成を2週間ほど考えました。 

「Core i3より上、かつファンレス・スピンレス可能なCPUと
放熱性の高いPCケース 大容量かつファンレスの電源ユニット、 
SAS SSD(1,200MB/S)を搭載できるマザーボード
可能であれば、高精度超低位相雑音発信器を搭載したUSBボード・・・

でも、予算は20万程度・・・」 


等々、あれこれ考えるものの、なかなか答えは出ませんでした。



|■5.現時点で -おそらく- 最強のPCが現れた

しかし、ある日ニュー速で新製品のノートPCスレが・・・!


VAIO S11 2015/12/9予約開始、2015/12/18販売開始 

▼VAIO S11製品情報 
http://www.sony.jp/vaio-v/products/s111/ 
▼LTE対応以外もスゴイ、VAIO S11をさわりまくって全方位から徹底的に語ってみた 
http://japanese.engadget.com/2015/12/17/lte-vaio-s11/ 


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■VAIO S11 仕様 (※SONYストアにて私自身でカスタマイズ)

Core i5-6200U(2.30GHz、14nmプロセス) 
・メモリ:8GB! 
・次世代USB(Type-C)搭載 
Windows 7 Pro 64bit 選択可
・B5サイズ、11.6型ワイド 1920×1080、重さ:約920g 
・バッテリー:約12.8時間 
高密度実装技術熱冷却設計技術! 
・満員電車にも耐えうる「高剛性・高耐久性ボディ」!
 
SSD: PCI-Express接続 第二世代ハイスピードSSD 256GB 


→ Read 【1,644MB/s、Write【1,571】MB/s 

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価格:3年間ワイド保証込み&税込みで、19万円!!!!! 



ウェンディちゃん


このスペックを見たとき、体が震え、DAVE級のバーゲンプライスに喜びました。 

即予約でした。 



このスペック・構造の製品をDELAやfidataが設計・製造・販売すると、軽く数倍になるでしょう

(オーディオグレードのNAS、DELAやfidataが高額な理由は、 
一からの設計費&開発費計上や使用している部材が、
まさにオーディオグレードだという理由があります。
加えて、販売数が多く期待できないことも大きな要因です。 )

対してSONYから独立したVAIOはネームバリューがあり、
ノートPC製造の長年のノウハウがあります。 
販売数もDELAやfidataより遥かに多く、低価格化が実現できます。 

仮に上記スペックを自作デスクトップで組もうとしても、
20万円には収まらないと思います。(まず、冷却構造が難しいです)


即決したもうひとつの理由は、自作デスクトップPCではなく、「ノートPCだから」です。

ノートPCはシグナル・パスが短く、基本的に部品はマザーボード直結です。 
その構造で更なる高みのを目指したVAIOの高密度実装技術熱冷却設計技術。 



これはCHORD 「DAVE」の設計思想に近い構造です。


CHORD DAVEの設計者ロバート・ワッツ氏は使用パーツを限りなく少なくして 
最短シグナル・パスで接続することにより、音の透明度を高めています
。 


(デスクトップPCは電源ユニットから各パーツへの電源供給線やSATAケーブル等の
信号線も長いです。オーディオグレードを作るとなると、相応の対策をしたケーブルが必要になります。)


DAVEの設計思想に近いノートPC、そして CHORD 「DAVE」

この組合わせからどのような音が出るのか・・・


発売日に届いたノートPC。
その前後に「DAVEの発売日は2/20へ延期」になったので、
ゆっくりとノートPCの設定をしました。

(不要なサービス停止とかアンインストールとかとか)


CPUをCore i5にしたのは正解でした。
通常のWAVE、ハイレゾ、DSDを再生しても温度はほぼ変わらず
CPUファンは一切回りません


最先端のハイスピードSSD搭載 (実質)完全ファンレス&ゼロスピンドルPCの完成です!





|■6.対決!VAIO S11と ハイエンドSSD NAS - fidata S10  -


 【 ぼくのかんがえた 】現時点最強のノートPC(PCトランスポート)を手に入れて、
DAVEで様々な音楽を楽しんでいました。

そのPCトランスポートは
 AKURATE DSで使っていた自作NASよりも遥かに音が良いです


PCトランスポートへの不満は全くありませんでした。

DAVE導入から1ヶ月経ったとある日、あのdCS試聴会で教えて貰った
fidataのオーディオグレード ハイエンドNAS (SSD)がファームウェアアップをして
USB-DACと直結可能になったという情報を得ました。DAVEとも 直結可能 です。

うちのVaio S11ちゃんの音は悪くない(むしろ良い音)とは思っていますが、
その根拠は6年前の自作NASと比較して高音質だからの1点のみでした。

掲示板の書き込みやオーディオショップのツイートを見ると、
fidata SSD NASとDAVE直結はどうやらかなり凄いようです。

(PCから少しの音質が認められたという書き込みから、
劇的で驚異的な音に変化したという呟きも見ます。)

▼[Phile web] パソコンとの接続時に比べて音質が飛躍的に向上した
http://www.phileweb.com/review/article/201604/06/2024_4.html

▼[Phile webコミュニティ] DELA vs fidata のはずだったんだけどDAVEの勝ち
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4453/20160316/50627/


少なくとも普通のPCよりは良くなる模様

私が井の中の蛙な可能性もあり、
そしてDAVEの性能を極限まで高めた音を味わいたい!という思いで、
fidata とDAVEが置いてあるオーディオショップへ向かいました。

もちろん、比較となるVAIO S11とAIMの純銀製フラッグシップ USBケーブルを持参しました。


--試聴システム 構成 --

# 種別 メーカー 型番 価格 備考
1-A トランスポート(USB接続) VAIO S11 19万円 Core i5, Win 7pro,JRMC21
1-B     〃 fidata HFAS1-S10 39万円 SSDモデル
2 USBケーブル AIM電子 UA3-R010 4.7万円
3 DAC CHORD DAVE 162万円
4 プリアンプ アキュフェーズ C-3850 194万円
5 パワーアンプ アキュフェーズ A-70 110万円
6 スピーカー MAGICO S1 mk2 259万円


試聴曲は、戦場ヶ原ひたぎ(CV.斉藤千和)、Claris、エブリデイワールド、中島みゆき

最初はVAIO S11ちゃんで聴いてから、fidata HFAS1-S10を聴きました。


・・・・。



|■7.圧倒的な音質差



結果は・・・VAIO S11ちゃんの圧勝でした


fidataのNASは「えっ?ほんと?」と思うほどの音質で、
再度VAIO S11を聴くとやはり圧倒的にVAIO S11の方がスケールが大きく、高音質です。

試聴前に、fidataは空間の広さや生々しさが秀でるという試聴レポを
読んでいたこともあり、VAIO S11 + DAVEを聴いた後に
さぁどこまで音が広がるんだろう?!!」とワクワクしてfidataで再生しました。


一気に空間縮小! 奥行き感減退! 解像度激しく低下! 潤い低下! 余韻消滅!!!


再生直後、壊れたのか?と思うほどの音で、期待していたせいもあって、
なんだこれは・・・
呆然しました。

気を取り直して、fidataの特徴(特に利点)を聴き出す作業に集中しました。

「・・・。少しアタック感が増したかも
エブリデイワールドのバスドラ音が強くなった。」

だがしかし。アタック音が瞬間的に強くなっても、その後の響きがほとんど無く
 バスドラの中に毛布を詰め込んだような野太いだけの音・・・」

Vaio S11+DAVEでは あのQ3動画のように、東山さんの「楽しく【て〜】」の
違いがハッキリ出ます

中島みゆきさんの「時代」では、歌声がMAGICO S1 mk2の外側に広く広く展開されて行きます。

しかし、fidataではそれらが一切出ず、1ランク、いえ、2ランクも下の音になってしまうのです

DAVEと繋ぐUSBケーブルは、私がいつも使っているAIMのUA3なので、
システムで違うのは、トランスポートだけです。

一連の音を聴いた店員さんが私に寄ってきて開口一番

店「このPCなんなんですか?うちに置いてあるPCと音が全く違います!
(そのノートPCは)SSDですか?」


私「はい。SSDですが、普通のSSDではなく、第二世代ハイスピードSSD (ry」



店「・・・ところで、これ(fidata)はどうでしたか?」

私「ええ・・・。アタックが強くて、・・・芯のある音に感じました。」

店「・・・。(確かに)」

私「・・・。」

私「夏ボが出たら検討します」

店「・・・! はい、お待ちしております!」

あの音を聴いてなお、fidataを勧めるのは大変酷だったと思います。

持ち込みノートPCとUSBケーブルの接続&複数回に及ぶ接続変更を
嫌な顔1つせず最後まで一緒に音楽を聴いて下さった店員さん、本当にありがとうございました。

(その日は何も購入せずの無料試聴でした・・・。
まぁでもそのお店でJeffのアンプを3つ買ってるので、問題ないですよね・・・。)

・・・。


fidata S10 (SSD) は、とあるレビューでは78万円のDELA N1Zより空間が広くて
艶やかで音数が多いとのこと。DELA N1Zはタイトな音の模様


VAIOを聴いてその後fidataを接続した時、
「あれ、fidataの方が、タイトな音だったっけ?」
「まぁタイトと言えばタイトかな?」

帰ってそのレビュー見たら、なんとDELAの方がタイトな音でした。

「78万円するDELAは一体どんな音? (どんだけ小スケールな音なんだろう・・・。)」

PCは年々進歩します。
そのため、このVaio S11ちゃんはすぐに追い抜かれてしまうでしょう。

その状況下で、敢えて高いオーディオグレードのハイエンドNASを選ぶ理由は?

「・・・。いや、ない。」




|■8.MAGICO S1 mk2 試聴インプレ!


今回はまだ続きます!

あの「MAGICO」の音をようやく生で聴いてきました


Q3 x  SPECTRAL x MIT・Crystal Cableによるエブリデイワールド動画で
度肝を抜かれたドラムと東山さんの歌声。

今までMAGICOは動画でしか聴いたことが無く、本物を早く聴いてみたくてうずうずしていました。
fidata x DAVEを設置しているお店で偶然MAGICO S1 mk2を鳴らしていたので、
指名して聴いてみました。(本インプレ時のトラポはVAIO S11です。)

感想を一言で表わすと、透明感と圧倒的な高解像度と広がり・奥行きと耳当りの良さ。
好みもあるとは思いますが、私としては、以前聴いてレビューしたB&W 802 D3よりも
1ランク上・・・いえ、トータルバランスを考えると2ランク上の音に感じました。

MAGICO S1 mk2の詳細は、以降、曲毎に。



(1)「二言目」 - 戦場ヶ原ひたぎ (CV.斉藤千和) 

一聴して、大人しめの音。温度感はクール。しかし、空間は広く
歌声がスピーカーの外側まで伸びる。
定位は完全に後方定位。その奥深さはAVALONに匹敵するか、或いはそれ以上。

終始大人しめの音かと思っていたら、45秒から始まるクラッシュ音が
一瞬のうちに鮮やかに弾けて、綺麗に減衰していく。


爆発的なエネルギーや派手さは無いものの、
奥に秘めたエネルギー感は確かに感じられて、その奥ゆかしさには美しさまで感じる。


(2)「ナイショの話」- ClariS

8秒目から始まるスネアのリムショットような音。
「スッ!パーンッ!」「スッ!パーンッ!」と空間を駆け抜けていく。
ハイスピードな音では無いものの、リムショット特有のヌケの良い音が
表現できている。ボーカルは程良い広がりで、歌声、演奏を両方楽しめる。

ただ、ベストな音かと問うと、そうではない。
GOLDMUNDのMIMESIS 330L + darTZeel NHB-108のほうがノリノリだった。

(3)「エブリデイワールド」- (雪ノ下雪乃(CV.早見沙織)&由比ヶ浜結衣(CV.東山奈央)

問題の曲。

Q3で(間接的に)聴いて、B&W 802 D3でも聴いた、今もっとも好きなアニソンリファレンス曲

イントロのピアノ。

B&W 802 D3ではスピーカーから聞こえていたイントロのピアノが、S1 mk2では
何も無い空間から聞こえてくる。

「あっ!」

この時気づいた。完全にスピーカーの存在が消えていることに。

先ほどの2曲は自宅のAVALON Diamondでも何も無い空間から出てきて、
私にとってそれは当たり前だったので、空に華麗に浮かぶボーカルだけを聴いていた。
スピーカーの存在は考えていなかった。

しかし、エブリデイワールドのイントロは先日のB&W 802 D3の記憶を呼び起こした。
現状と比較すると、そこで初めてスピーカーの存在が無い事に気づいた。

気配すらない。

静寂感という言葉さえ形容できないくらいの無。
そして空間にただ華麗に音が浮遊するだけ。

このたった2つの現象がどれだけ凄いことか。
だんだんとMAGICOの -恐ろしさ- を感じてきた。

・・・。

17秒目、はやみんの歌声と共に入るバスドラ音。

これはDAVEの特色もあるのだろうが、スピーカー間の奥深くから、
「ドッドッドッドッ」と確かに重さのある衝撃音が、下から上へ駆け抜けていく。

そう、この音は Q3の動画を(AVALONを通して)何時間も聴いて、
「実際の音はこうだろう」と想像した音であり、まさにそれはいま目の前にあった。

※参考 ▼2016/2/6 「雰囲気を先行公開。」(MAGICO Q3) を聴いて (PC専用ページ)
http://hayate-to-hayate.cocolog-wbs.com/blog/2016-02-14-Q3.html

密閉のSPゆえなのだろうか、妙な付帯音が無い。
それどころか、このようなドラムの音を聴いたことが、無い。

(密閉SPに関しては、クリプトンの密閉ブックシェルフをよく知っていた。
だが、MAGICO S1 mk2の低音はクリプトンのような量感に乏しいものでは無かった。
過剰ではないが不足感が無く、十分と言えるほどの量感で、かつ質の高い低音があった。)

メロコア全盛の高校生時代。
ライブハウスに通い、友達のライブを何度も聴いた。
聴いたと言うより、モッシュしてダイブして、全身汗まみれになりながら音を「浴びた」。

マーチングバンドでスネアを長年演奏していたこともあり、
どんな体勢になりながらもドラムのアタック音、スネアの音色に対して神経を集中させていた。

一般的に、ライブ会場ではボーカル、ギター、ベース、ドラム、その他全ての音は
マイクやアンプを通して発せられる。そのため、ハイエンドオーディオのような
定位感はなく、他の音と混じりながら届く。

そこで使われるスピーカーは安価な物が多く、当然歪みもあるわけで、
ドラムの本来の音だけを聴く事はできない。

しかし、MAGICO S1 mk2で聴くエブリデイワールドのバスドラ音は、
バスドラが確かにそこに存在して、かつ他の楽器からは完全に独立していて、
アタック全てが振動に変わり、空間に放射していく。

その一連の流れが見えるようにわかる。

アタック感は強いが、空間に放射する振動は透明度が高く、
純粋なドラムの音、純粋な振動が聞こえてくる。

想像していた音の方向性は果たして合っていた。
(圧縮された音源であっても自宅のAVALONを通して聴いた音は、確かにMAGICOの音だった。
そしてそれを確信できた。)

しかし、その度合いは想像を遥かに上を行くもので、
その純なるバスドラの音をわずか10秒聴いただけで、ノックアウトされた。

・・・。

その約10秒間のバスドラの後は、もう一つの山場がある。
29秒から始まる東山さんの「楽しく【て〜】」。

Q3の動画で声色が変わっていることに気づいたが、
実際に聴くと声色の変化は劇的で、
さながら登り切ったジェットコースターがその直後に急降下を始めるほどの
変化があった。

「すごい!すごい!声優さんまじ凄い!!東山さんすごい!!!!」

その切り替わりに驚嘆し、そしてそれが快感に変わっていく。

東山さんの声色の変化は「て〜」だけではなく、無数と呼べるほど、そして
階調豊かに、しかし大胆に切り替わっていく。

「マジか・・・」


税込定価 259万円。

試聴して圧倒的コストパフォーマンスと感じたB&W 802 D3よりも
100万も安い。

AVALON Diamondの半額以下。

初代 MAGICO S1は実売170万程(?)で買えたようで、
そこからするとS1 mk2は100万近くの値上がりなのだが、
決して高いとは思えない。

コスト云々を考えると言うより、
目の前にあるこの圧倒的なパフォーマンスにただただ心奪われる。

我に返って、エブリデイワールドを聴く。

Q3の動画の音と照らし合わせると、
あの、素早く床を打ち抜いたムチのような
鋭くて勢いのあるバスドラ・スネアの音は無かった。

でもそれを実現できそうな音は確かにある。
うちに秘めたエネルギー感とスピード感、駆け抜け感。

それを究極まで引き出したのは、そう、MITだろう。


(4)「エブリデイワールド-Ballade Arrange-Yukino Solo Ver.」
- 雪ノ下雪乃(CV.早見沙織)


はやみんのソロ。

GOLDMUNDをプリとして使っていた時は、東山さんの声の方が良い音で聞こえていた。
(東山さんが時折見せる甲高い声とムンドの輝きがあいまった故だろう。)


しかし、DAVEをプリとして使うようになってからは、
はやみんの透明感、量感、実在(≒実体)感が抜群に表現されるようになり、
そして、はやみんの虜になった。

VAIO S11 x DAVE x C-3850・A-70 x MAGICO S1 mk2。

そこから出てくるはやみんの声は、(本来の意味での)未曾有のものだった。

 
私は、考えるのをやめた。


(5)「エブリデイワールド-Ballade Arrange-Yui Solo Ver.」
- 由比ヶ浜結衣(CV.東山奈央)


B&W 802 D3で感じた、あの舌の動き が空間に浮かんでいた。

しかし、その動きのディテールは、B&W 802 D3の方が細かくて強い。
舌の動きをはっきりと表現するのは、やはり802 D3の新型ウーファーによるものだと
確信した。

だが、S1 mk2は非常に細かな音で、弱いながらも滑らかな「舌の動き」を感じた。
滑らかさという観点から聴くと、802 D3が「荒々しい」と言っても
差し支えないほど、S1 mk2が圧倒的に滑らかで「美しい」。

トータルバランスとしては、どちらがクオリティが高い?と問われれば、
私は間違えなく、S1 mk2と答える。


(6)「時代 - アコースティック・ギターver -」- 中島みゆき

始まりは、Twitterのフォロワーさんが所有するレコード盤(私の声が聞こえますか)。

それを弩級のレコードプレイヤー&システム一式で再生、
その一部分を録画しTwitterに掲載していた。

それを聴いて私は、なんて歌の上手い人だろうと聴き入った。
その日は睡魔が限界に達するまでずっと聴いた。

「時代」

声が美しく、そして、説得力のある歌詞がスーッと入ってくる。

惚れた。

・・・。


歌に関しては少々自信がある。

中学時代、期末毎に歌のテストがあり、クラス全員の前で1人1人歌う。
そして、それを先生が採点し、一学年200人全ての人がランキングされる。

私は・・・200人中、1位だった。毎期全て。

小4で児童会に入り、小6の頃は児童全員の前で熱弁をふるった。
学芸会では「モチモチの木」の豆太になりきった。
全身全霊をかけて、自我さえ失うほど。

中学では、書記、その翌年に生徒会長に就き、高校でも生徒会長をしていた。

真にメッセージを伝えたいとき、矛盾無い論理構成は必要だが、
多くの人の心を一斉に掴むにはそれ以上に、
韻・リズム・抑揚・音程・声量の調整が不可欠だった。 

中1の頃にはそれがハッキリと分っていて、その5つを高めるため何度も何度も練習した。


歌に関しては、上記の調整に加えて、厚い空気や観客の服に負けない浸透力を持つ、
「独特の歌声(響き)」が必要になってくる。

オーディオをするようになって様々な歌を聴き始め、そして色々と評価してきたが、
Twitter上で聴いた中島みゆきの時代(アコースティック・ギターver)は
30数年の人生の中一番うまい歌だった。

ビックリした。こんな歌を歌える人がいるとは。

その中島みゆきを
VAIO S11 x DAVE x C-3850・A-70 x MAGICO S1 mk2で聴くと、

まるで中島みゆきの腕が翼に変わったかのように全身が空中に浮遊し、
その両翼が左右一杯に歌声が広がり、美なる存在感、美なる声をありありと魅せてくれた。

私は普段、歌を聴くときは歌詞の意味を全く考えず、
一声一声の響き、声量、音程、抑揚、リズム、韻だけを聴いている。
そのため、何千回聴いた曲でも歌詞は覚えていない。

しかし、中島みゆきは違った。

無限段階の抑揚・リズム・声量の調整によって、一声一声が有機的に繋がり、
単語となり、詩となり、意味を持つ。それが麗しく、優しく温かく、時に憂いて
説得してくる。否応なしにその意味が伝わり、頭の中にポーンッと入ってくる。
その - うた - が心に染み入る。そして思わず口ずさんでしまう。  

歌を聴いて涙を流したのほんと何年ぶりだろう。

クライテリオンが作り出す純粋な音とはまた違う、
完全なる美の世界が、S1 mk2を中心とするシステムによって作られていた。

・・・。

確信を持って、唄う。

そしてフレーズ毎に 口がわずかに ー 上下左右前後 ー に移動する。
それがこのシステムではわかる。

一声一声、口の形を変える毎に、
放射する角度、面積、形状が異なる。

それはまるで、時間軸上の移動に呼応して無限に形を変える、
幾何学的模様を見ているかのようだった。



|■9.対 AVALON Diamond

その店には、我が家と同じAVALON Diamondが常設されていた。

VAIO S11 → fidata S10 → VAIO S11と繰り返し、VAIOの優位性を確認したあと、
今度はスピーカーをMAGICO S1 mk2からAVALON Diamondに切り替えて音を聴いた。


(1)「時代 - アコースティック・ギターver -」- 中島みゆき

ボーカルの位置が、先ほどのように奥深くではなく、グッと前にせり出してきた。

力強さ、浮遊感、エネルギー感、実体感が飛躍的に高まった。
それぞれの要素がケンカすることなく、極めて高次元で統合している。

音像の際(きわ)に強いリアル感があり、グッグッと迫ってくる。
空中にあるエネルギーを全て使って空間の分子が凝集されたかのように
濃密な音像が形成される。

「良い!

良い、やはり良い!!

AVALONはMAGICOとは異なる、強い実体感を保ったままのエレガントな空間表現がある!」


何回かリピートした。

すると気づく。

イントロのギター、アルペジオがAVALON場合はスピーカーから出ているのがわかる。
「あれ、MAGICOの時はそんなことなかった。」

SPを変える。

やはり、MAGICO S1 mk2ではスピーカーの存在は消えていて、全く無の場所から
弦が響く。

もう一度AVALONへ。
MAGICOでの音を知っていると、
ギターの音がAVALONに へばりついて、スピーカーという存在に囚われている気分にさえなる。
 
スピーカーが完全に消えたのはS1 mk2だけだった。


・「エブリデイワールド」- (雪ノ下雪乃(CV.早見沙織)&由比ヶ浜結衣(CV.東山奈央)

エネルギー感、実体感、リアルな音像。二人の女性が代わる代わる歌っていく。

時代を含めた3人の歌声を聴いて、感じたのは、きめ細かさの違い。

MAGICO S1 mk2が2000万画素だとしたら、AVALON DIAMONDは500万画素くらいだった。
きめ細かさがまるで違う。

MAGICO S1 mk2は一声一声の形、それを構成する粒子の行方を探求し得るほど
細かな音まで聞こえた。しかし、AVALONはその探求を許さなかった。
実体感というガードによって、進入を止められ、声の表情を見るだけに留まった。

そして、バスドラ音。

AVALON特有の柔らかな低音・バスレフによって、MAGICOでは見えた
アタック音の形と、放射によって造形される像は無かった。
無論、セッティングによって多少は向上すると思う。

しかし、MAGICO S1 mk2の密閉から繰り出されるバスドラ音は性質が違った。
一度MAGICOのバスドラを聴くと・・・戻れない。

そして、試聴を終えた。



|■10.まとめ


1.オーディオグレード ハイエンドNAS

fidata、DELA

オーディオグレードの高額NASを導入する意義は、全く見出せなかった


「オーディオグレードNASが良い音とは限らない? 」の仮説は正しく、
2016年4月の時点で、ハイエンドNASより圧倒的に音が良いPCが存在する。

そして、信頼を寄せているフォロワーさん曰く、
今回使った再生ソフトJRMC21の更に上を行く再生ソフトがあるとのこと・・・。
このレビューを記しきったあと、私もそれを導入する。


オーディオグレードのハイエンドNASを試聴しての結論は、

2016年4月時点で【DAVEの究極音を目指す】人は、

【ハイエンドNASのハード性能を上回るPCを用意し】 

【ソフトウェアをチューニングする】 ことが 【 至高 &  最高 



2.MAGICO S1 mk2

素晴しい。文句なしに素晴しい。
 

 

3.スピーカー比較 まとめ
以前のシステム、そして今回のシステムを聴いて、ハイエンドSP上記3種類を特徴毎に序列化した。

----------------------------------------------------------------------------------
・きめ細かさ
 MAGICO S1 mk2 >>> B&W 802 D3 > AVALON Diamond

・滑らかさ
 MAGICO S1 mk2 >>> B&W 802 D3 > AVALON Diamond

・S/N比
 MAGICO S1 mk2 > B&W 802 D3 >> AVALON Diamond

・エネルギー感
 AVALON Diamond > B&W 802 D3 > MAGICO S1 mk2

・スピーカーの消え具合
 MAGICO S1 mk2 >>> B&W 802 D3  AVALON Diamond

・実在感  (*1)
 B&W 802 D3  AVALON Diamond  MAGICO S1 mk2

 

  ※1:実在感・・・聴き手の存在有無にかかわらず(=主観が無くとも)、

           そこに音が存在するという確かな実感(客観性に富んでいる音)

           音の強烈な存在。


・実体感 (*2)
 AVALON Diamond >>> B&W 802 D3  MAGICO S1 mk2

 

  ※2:実体感・・・これ以上分割不可能な、確かな実体を感じること。

           実体感が強いと、音の塊感や確かなヴォーカルの存在を感じる

           実体感が弱いと、塊感が無く、音の粒子を感じる。(ヴォーカルの存在無し)


・リアルさ(生々しさ)
 AVALON Diamond > B&W 802 D3 > MAGICO S1 mk2

・カラフルさ
 AVALON Diamond > MAGICO S1 mk2 > B&W 802 D3

・鮮度感
 B&W 802 D3 > MAGICO S1 mk2    AVALON Diamond

■トータルバランス
  MAGICO S1 mk2  AVALON Diamond >> B&W 802 D3
----------------------------------------------------------------------------------



先月B&W 802 D3を聴き、そして今回MAGICO S1 mk2を聴いて感じたのは

1つの時代が終りを迎えた (正しくは迎えていた)ということです




・・・。


・・・・・・。 


帰宅後、すぐにPCをつけて、販社さんに S1 mk2の事とMAGICOの事を(多数)問い合わせしました。
そして、CES 2016でのS1 mk2の動画をずっと見て、その凄さに震えていました。


ー 後日、販社の人曰く。「Q1、Q3はその遥か上」。


そうして至ったMAGICOへの結論は・・・






きんモザ3期を!!!


-終り-

 
JUGEMテーマ:オーディオ

 

※2016/12/11 以下を追記

 ・各章へのリンク登録

 ・「実在感」と「実体感」の説明

 ・ハイエンドSPの序列の表記を数学表記(小 < X < 大)から、

  一般的な表記法(大 > 小)に変更



S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
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