☆ さらばPCオーディオ、そしてdCS Network Bridgeへ

 

 

 

CHORD DAVE導入と同時に始めたPCオーディオ。
先日、ネットワークオーディオに切替えました。

 

理由は単純です。

 

私のシステムではVaio S11とDAVEを繋ぐより、
dCS のネットワークトランスポート「dCS Network Bridge」+DAVEの方が

圧倒的に音が良かったからです。

 

今回の記事では、導入のきっかけを中心に、新たなネットワークオーディオ機器の
音質や使い勝手について記載します。

 

----------------------- 目次 -----------------------

 1. DELAやfidataを一蹴したノートPC

 2. DDC(D/Dコンバーター)を挟んでみた

 3. ネットワークトランスポート出現!

 4. ネットワークトランスポートの導入まとめ

----------------------------------------------------

 

   

 

 

 

|■1. DELAやfidataを一蹴したノートPC

 

 

これまでは、Vaio S11という音質的に優れたノートPCに、
高S/Nと広い空間が特徴のOS Windows Server2012R2を入れ、
そしてOSのサービス回りを各種チューニングして、
PCオーディオを楽しんでいました。

 

構成は、
「Vaio S11 → (USB接続) → CHORD DAVE」というシンプルなものです。

 

この特別チューニングPCとシンプルな構成は、過去に記載したように、
ハイエンドオーディオ用NAS(別称:ミュージックサーバー)の
「DELA」や「fidata」を一蹴するほどの高音質を繰り出していました。

 

「DELA」や「fidata」は上記と同じようにUSB接続でDAVEと接続して、
比較しました。

 

 ・「DELA → (USB接続) → CHORD DAVE」
 ・「fidata → (USB接続) → CHORD DAVE」

 

あくまでUSB接続での比較ですNASとしての音質は未検証です

 

「DELA」や「fidata」を超える音質で、その上、PCオーディオでは
曲に合わせて再生ソフトを適宜使い分けることができます。

 

クラシックやサントラ、音数の多いアニソンでは、分解能に優れた
HQPlayerを使い、弦楽協奏曲や女性ヴォーカルのソロは華やかな演出が

特徴のJRMCを使うなど、利便性にも優れていました。

 

音質的にも利便性も優れている「Vaio S11とDAVE」の組み合わせ。
末永く使っていきたいと考えていました。

 

 

 

|■2.DDC(D/Dコンバーター)を挟んでみた

 

 

▼CDトランスポートの導入

 

上述したように、Vaio S11のチューニングはし尽くしていまして、
これ以上の音は出ないだろう(これが最上の音だろう)と満足していました。

 

そこで、今度はサブシステム的なものとして、CDトランスポートを導入しました。

 


このCDトランスポートはCDジャケットサイズと同等の世界最小のサイズを実現しています。

(おおよそのサイズ:横15cm × 高3cm × 奥15cm,  重さ1.2kg)

 

そして安価な物ながらも、10万未満のCDトランスポートとしては抜群の高音質という

優れものでした。

 

このCDトランスポート導入の目的は2つありました。


 (1)CDをすぐに手軽に再生できる環境が欲しかった
 (2)同軸デジタルケーブルを複数使い分けて、音の違いを楽しみたい

  

PCオーディオ主体と言っても、購入する媒体はCDが中心です。
CDPがあれば、購入したCDをすぐに聞くことができます。
この利便性はCDP(CDトランスポート)ならではのものです。

 

そして、CDトランスポートとDAVE間のデジタルケーブルを色々変えて
音の違い(曲毎に最適なケーブルを使用する)という楽しみ方ができます。

 

私のメインシステムでは、Vaio S11とDAVE間のUSBケーブルは
「ORPHEUS」というスイスのオーディオメーカーの「Khloe USB」という、

音質に大変優れたケーブルを使っていました。

 

 

 私は以前AIMのフラッグシップUSBケーブルUA3を所有していましたが、
 DAVEとの接続では、「ORPHEUS」のUSBケーブルの方が
 圧倒的に高S/Nで滑らか、リズム感が抜群で、繊細な表現にも
 優れていました。
 そのため、DAVEのUSB接続では「ORPHEUS」のUSBケーブル一択でした。

 

ケーブルの伝道師さんによって、ケーブル遊びの楽しさを知ってしまった私は、

CDトランスポートでケーブル遊びをしようと企てました。

 

  

▼CDTでデジタルケーブル比較、そして購入

 

CDジャケットサイズの世界最小CDトランスポート(以下CDT)は本当に小さいので、
カバン等に入れて手軽に持ち運びできます。

 

複数のオーディオ店にこのCDTを持ち込み、デジタルケーブルの比較試聴をしました。

 

<デジタルケーブルの違いで音が変わる>

 

ケーブルの中でも特に議論のある分野ですが、私がこのCDTで比較試聴した限りでは
大きく変わるのを確認しました。

 

静寂感があり、陰影感にすぐれ、しっとりと歌い上げる同軸デジタルケーブルもあれば、
躍動感に優れ、口の動きがハッキリとわかる同軸デジタルケーブル。
ニュートラルな音色ながらも、音像表現と空間表現の両方に優れて
音楽をより魅力に鳴らす同軸デジタルケーブル。
音の傾向の違いや、性能差もハッキリとわかりました。

 

安価なCDTですが、同軸デジタルケーブルの音質差・性能差を
見事に描き分けることに感心し、定価10万〜20万の価格帯のケーブルを
複数本購入しました。

 

 

▼デジタルケーブルの差がわからない・・・

 

帰宅後、早速CDTとDAVEを同軸デジタルケーブルで繋ぎました。
そして、色々と繋ぎ変えて聴き比べをしました。

 

「違いが全然わからない・・・」

 

店の試聴では、はっきりと音の違いが現われたのですが、
私のシステムでは違いがまるでわかりませんでした。

 

「なんで・・・?」

 

店の試聴では、手持ちのCDTとCHORDの旧フラグシップモデルDACを使いました。
私のシステムもDACはCHORDですので、環境的には大きな差はありません。
店と同じような違いが出て当たり前、なのですが・・・

 

「全く持って違いがわからない・・・」

 

試しに、手持ちのオーディオ・テクニカのデジタルケーブル(約4千円)と
新たに購入した10〜20万のデジタルケーブルを比較しました。

すると、その差はハッキリとわかりました。

 

しかし、10〜20万クラスのデジタルケーブル同士を比較すると、

音の傾向や音質差がまったくわかりません。全て同じに聞えます。

 

「なんでだ。。これは失敗したか・・・」

 

かなりの出費でしたので数時間頭を抱えていました。

 

「これらのケーブルどうしようか・・・返品はできないよね・・」と

何となく周囲を見回したとき、LuxmanのDA-100が目に入りました。


 

 

▼LuxmanのDDC機能を使う

 

Luxman DA-100はヘッドフォンアンプを備えた小型DACですが、USB-DDCとしても使えます。

 
Vaio S11から「ORPHEUS」のUSBケーブルでLuxman DA-100に接続し、

DA-100から同軸デジタルケーブルでDAVEに接続しました。

そしてAIRの「青空 -Lia- 」を再生。

 

その出音に思わずのけぞりました。

 

どこまでも上に伸びる歌声。透明感に溢れ、非常に澄んだ歌声です。

 

これまでのVaio S11 → (USB接続) → DAVEでは味わえなかった、ワンランク上の音でした。

PCオーディオでは、これ以上の音を求めるのは無理だろうと思っていましたが、

その限界を軽々と突破した音だったのです。

 

今回の構成、

 

「Vaio S11 → (USB接続) → Luxman DA-100 → (同軸デジタル)→ DAVE」

 

によって、まだまだ良い音が出せることに気づきました。

 

 

この構成ですと、購入した複数のデジタルケーブルの音質差がはっきりとわかります。

思わずガッツポーズしました。

 

※なお、拙宅で「CDTとDAVE」の構成でデジタルケーブルの音質差が

 出なかったのは、それまで使っていた古いリファレンスグレードのSPケーブルが

 原因でした。その後、SPケーブルをJORMAに変更したところ、音質差が

 しっかりと出るようになりました♪

 

 

▼DDCは音質を劣化させると思っていた

 

私はこれまで、DDCという機器はPCオーディオをする際に、
USB入力の無いDACとノートPCを接続するために「仕方無く」使用する、

変換器という認識でした。
そして、DDCを挟むと音が悪くなるという「経験」がありました。

 

それは2012年頃、ARCAMの小型DAC「rDAC」を購入した際のことです。
この「rDAC」はUSB入力、光、同軸と豊富な入力を備えています。

 

2010年頃まではUSB-DACの音は誉められるものではなく、
PCからは同軸デジタルやAES/EBUで出力することが高音質への道でした。

 

その認識により、試聴をする際にノートPCと「rDAC」を直接USB接続するのではなく、
M2TECH社のhiFaceというDDCをノートPCのUSBポートに接続して「rDAC」と繋ぎました。

 

 

 

・試聴時の構成
「ノートPC のUSBポート → hiFace → 同軸デジタル → rDAC」

 

この構成で聞いてみると、「うーん、、空間が狭い。しかも音が籠もってる」
という具合でした。

 

音楽を魅力的に鳴らすARCAM社のDACということで、期待度は非常に高く、真剣に試聴しました。

 

しかし、期待ハズレ・・だったようです。

 

試しに・・・と、今度はノートPCとrDACをUSBケーブルで直結しました。
すると、空間がサーッと広がり、クリアーな音で、音像がクッキリ。
音楽に抑揚が出て、活き活きとした音が飛び出してきました。

 

求めていたARCAMの音です!

 

それを聴いて、すぐさま購入しました。当時、サブシステム用DACとして、

10万円未満のDACをたくさん聴きましたが、ARCAMの「rDAC」はその中で

トップクラスの音質(音楽を魅力的に鳴らすDAC)でした。

 

※それもそのはず。ARCAMのUSB入力にはハイエンドオーディオで有名な
  「Data Conversion System」社のUSB転送技術を使用していたのです。

 

この一件と、続々と出てくる高音質なUSB-DACにより、DDCは接点が
増えるだけの「余計な機器」と認識するようになりました。

 

  

▼USB-DDCを検討する

 

上述のように、DDCは「余計な機器」という認識でしたが、Luxman DA-100の
DDC機能を使う事により、USB直結を遥かに凌ぐ音が出ました。

 

私はこれまでの認識と真逆の結果に戸惑いましたが、
DAVEに関するネット上のとあるレビューを思い出しました。

 

・DAVEとPCのUSB直結はたいしたことなかった。しかし、Lynx「HILO」から

 AES/EBU出力してDAVEに入れると、驚異的な音が出た

  

DAVEに関しては、USB入力よりも、AES/EBU入力や同軸デジタルの入力の方が
優れている・・・?と思い始めました。

 

そして、DDC導入を検討し始めました。DA-100はDDC機能がありますが、
あくまでオマケとしての機能です。しっかりとしたUSB-DDCを入れれば
更なる音質向上が望めると思い、USB-DDCを調べ始めました。

 

 

▼DDC - WeisstとDiverter HR -

 

候補に挙がったのは、Weiss INT204、SONICWELD Diverter HRでした。
Weissの音には定評がありますし、Diverter HRは洗練されたデザインと
圧倒的な物量により、高音質が期待できます。

 

 

しかし、価格が微妙なのです。

 
20〜30万と、普通のDDCよりは高価格帯ですが、
そのプライスに納得できるだけの魅力、決定打に欠けていました。

しかも、最新鋭の機器ではなく、数年前に発売されたちょっと時間の経った機器だったのです

 

「DAVEを導入した以上、可能な限り上位の音を出したい。
 それも、ハイエンドの音が出る機器を。」

 

 

  

|■3.ネットワークトランスポート出現!

 

 

「DAVEでハイエンドな音を!」と色々探し回っていたところ、
英国のとあるハイエンドオーディオメーカーから、
「ネットワークトランスポート」というジャンルの製品が発表・発売されました。

 

(ネットワークトランスポートとは、NASのLANポートから送信された

 音楽データのパケットを、オーディオ形式のS/PDIFやAES/EBU形式の信号に

 変換し直して、DACに送り込む機器です。そのため「広義のDDC」とも言えます。)

 

最初に公開された写真では、筐体は真四角のアルミ製で、

メーカー名が天板にプリントされているだけでした。


そのメーカーとしては、非常に簡素な造りで、写真で見る限りはチープさを
感じます。その上、そのメーカーとしては値段が安すぎました。

 

そのため、ネット上では、ひ弱な筐体に、安価な既製品マザーボードを積み込んだだけの、

「PCもどき」や「おもちゃ」という評で固まりつつありました。


私も、そのメーカーにしては安すぎる(100オーバーが当たり前のメーカーなので)、
やはり「おもちゃ」で、音は期待できないと考えていました。

 

それから数ヶ月後。

 

とある雑誌にその製品の中身が公開されました。

 
Net_Audio_26

 

厚みのあるしっかりとした筐体。

強力な電源を備え、FPGAを積んだメーカーオリジナルの大型基板。

 

 

「これは本気だ・・・この作り込み、この価格はバーゲンプライス!」

 

 

 

 

DAVE導入以降、PCオーディオ一筋でしたが、PC特有の懸念事項もありました。

 

 ・SSDの突然死の恐怖
 ・次期モデルのVaioが現行のVaio S11と同じ音かどうか

 

ノートPCはオーディオ製品と異なり、製品ライフサイクルが短く、
いつまで使えるかわかりません。 
(メーカーでの最長補償でも3年という短期間です。)

 

そのため、今後末永く同じノートPCで同じ音を楽しむことは極めて難しいのです。

 

しかし、ネットワークトランスポートを導入すれば、ノートPCのリプレース問題から

解放されます。そして音が良かったらこの上ない解決策・・・!

 

さらに、Roon Ready対応、クロック入力も可能と拡張性に優れた製品です。
非常に気になる製品です!

 

  

▼ネットワーク再生への気がかり

 

ネットワークトランスポート。

 

非常に気になる製品でしたが、大きな懸念点がありました。

 

それは、このメーカーのミドルクラスのCDプレイヤー(プロトタイプモデル)の
試聴会時のことです。

 

CDプレイヤーとしての再生能力、DAC入力としての音質は申し分無く、
とても素晴しかったのですが、ネットワーク経由の再生は2〜3ランクほど落ちる音で

 

「??? なんだこれは・・・さっきとはまるで別の音。聴くに堪えない・・」

 

と落胆しました。

 

試聴会時のネットワーク構成を見ますと、安価な民生用小型HUBを使用し、
LANケーブルもいたって普通の民生品。

物理的・論理的どちらにも対策がなされていません。

 

ハイエンドメーカーの試聴会なのですから、せめて、Ciscoのファンレススイッチを
用意して、さらには帯域制御(QoS)装置を使って、パケットの送信間隔等を
厳密にコントロールして欲しかったのが本音です。。。

 

が、この構成は一般的な家庭のネットワーク環境に近いです。

 

一般的な環境で、CD再生時やDAC入力時と比べてネットワーク再生の音質が
大きく劣るのはいただけません。

 

「このメーカーはネットワークオーディオにはあまり力を入れてないのかも。
 やっぱり、ネットワークオーディオはLINNかな」と、試聴会を後にしました。

 

それから数年が経ち、先ほどのネットワークトランスポートが登場。

 
発売から間もないので、国内におけるネット上のレビューは極めて少ないのですが、
試聴した人の感想では

 

「まさにそのメーカーの音がする!Vivaldiに通じる!」とまで書かれていました。

 

非常に気になります!

 

その当時は、JORMAのSPケーブル ORIGO SPKを購入したばかりでしたので、
今すぐ導入出来る余力はありませんでした。しかし、「何が何でも一度聴いてみたい!」
想いは日に日に強まってきました。

 

 
▼「Data Conversion System」社の本気

 

偶然チャンスが巡ってきました。

 

都内某所で、期間限定でネットワークトランスポート「dCS Network Bridge」の

試聴ができるとのこと。
比較用として、世界最小CDトランスポートを持ち込み、比較試聴をお願いしました。

 

まずはそのCDTを接続して再生。
最初の曲は、リファレンス曲の1つである、井口裕香さんの「Miracle -song for you-」。
この曲は、普段の井口さんとはまるで異なる、甘くてミステリアスな歌声が魅力的です。

 

このお店でのスピーカーは、フランコ・セルブリン氏が遺した「Ktema」でした。
「Ktema」をじっくりと聴くのは初めてのことでしたので、その点も楽しみでした。

 

出てきた音は・・・ガッカリするものでした。
音が非常に荒く、声がガサガサしています。

 

ヴォーカルの伸びは少なく、詰まった音にさえ聞えます。

 

私のS1システムでは、このCDTを使っても荒い音は一切出ません。
大変耳当りが良く、綺麗な音です。
S1システムではIsoTek SIGMASで電源環境を整え、
JORMA ORIGO、BMI OS、Crystal AD、Sakra等でケーブルドーピングしてるせいだと思います。

 

その他にも鈴木このみさんや、中島愛さんを聴きましたが、荒く、声が伸びきらず、
ワンコーラスで試聴をやめたくなるほどでした。

(実際、一分足らずで曲を止めました。)

 

「このシステムは、電源環境やケーブルが吟味されていないシステムかも…」
「そんなシステムで、送り出しをdCS Network Bridgeに
 変えたところで大きな向上は見込めないかも・・・」

 

以前聴いた、YG 「Hailey 1.2」 と MSB「Select DAC」の音が脳裏に浮かびました。

 

「システム全体で音の方向性を調整していないと、いくら高性能で高額な送り出しを

 用いても酷い事になる。」

 

次から次へと不安がよぎります。

 

そして、いよいよネットワークトランスポート「dCS Network Bridge」に接続替え。

 

すると・・・

 

 

 

「声がめっっっちゃ滑らかになった!」

 

 

「空間が一気に広がり、壮大なスケールの曲に変化した!」

 

  

「体全身が柔らかな音で包まれる!」

 

 

 

「リッチな響き、そしてなんて発色の良い音!」

 

 

  

「ヴォーカルの感情表現が凄まじく向上した!
 一語一語かたりかけてくるような説得力のある歌声!
 まるで、Crystal ADを2本以上入れたかのようなアツい感情表現!」

 

 

激変でした。超激変。

 

さっきの荒さはまるでありません!

 

使用しているデジタルケーブルはCDTと同じです。

しかし、先ほどのCDTとは次元がまるで違う音です。

 

CDTの時は一曲通して聴くのが苦痛レベルでしたが、
dCS Network Bridgeでは一曲じっくり聴き入ってしまうほどの
大変魅力的な歌声です。

 

再生周波数帯域は上にも下にも思いっきり伸びて、曲の印象がまるで
異なりました。

 

「井口さんの曲、こんなに上が伸びるんだ・・そして低音の沈み込みが凄い!」

 

また、そのメーカーの特徴である、伸びや余韻もしっかりと表現されます。

 

 

鈴木このみさんの「DAYS of DASH」。

 

CDTでは伸びのある歌声は全くありませんでしたが、
dCS Network Bridgeでは、2番の「未来をさぐる覚悟を」の「みーらいー」が
綺麗に繋がり、鈴木このみさんの伸びやかで味わいのある歌唱力がいかんなく
発揮されます。

 

 

May'nさんの「My Lovely Thing (LIVE ver)」では、みかささん氏の
4千万超のハイエンドオーディオでMy Lovely Thing鳴らしてみた」動画のように、
 TIDALのスピーカーで鳴らしたようなピアノの綺麗な余韻が出ます。

 

サビ部分の「Two・・・たぶん きっとそんな季節ね」の「Two」が綺麗に伸びて、
余韻が空間を漂います。さすがに、上記のTIDALシステムのように長い長い余韻では

ありませんが、それでも「My Lovely Thing (LIVE ver)」の魅力が十分伝わってくる音です。

 

 

中島愛さんの「神様のいたずら」では、極めて滑らかな歌声で、落ち着き感があり、
感情たっぷりに歌います。歌だけでなく、バックの演奏もしっかりと
聞えてきます。歌声、演奏共に魅せてくれる音作りです。

 

中島愛さんの「夏鳥 - うたとぴあの -  」では、静けさの中に、
ピアノがしっとりと鳴り響き、中島愛さんが空気をいっぱい吸って
丁寧に歌い上げているのがわかります。

 

 

極めつけは、井口さんの「Hey world」。

 
奏者や楽器が変わったかと思うほど、ドラムがムチのように
スパーンスパーンと駆け抜けます。

 

そして、2番冒頭のハモり部分「たーまーにはー」。

 

高音パートの井口さんと低音パートの井口さんの二人がはっきりと現われ、
二人の歌声で全身が包まれました

 

「これはきた!!!!!」

 

ノックアウト、そして即決でした。

 

私のシステムではCDTとVaio S11の音質差は大きいですが、
音の方向性は似ていて、「全くの別次元、天と地の差がある」とは言えません。

 

そのため、CDTからdCS Network Bridgeに変えた時の
音の向上・伸び代を考えると、Vaio S11と比較しても、劇的な
音質向上・別次元の音が期待できます。

 

店員さんの話では、ネットワーク再生用に基板を作り、それを
頑丈なハードアルミに収めているので、ミドルクラスのCDプレイヤーの
(複合機としての)ネットワーク再生よりアドバンテージが
あるとのことでした。

 

たしかに、今回聴いたネットワークトランスポートの音は、
(プロトタイプモデルの)ミドルクラスCDプレイヤーのネットワーク再生とは
次元の違う凄まじい音でした。

 

それどころか、色彩感、ヴォーカルの感情表現に関しては、
(プロトタイプモデルの)CD再生、DAC入力再生を遥かに上回っていました。

 

この価格で、この作り、そしてこの音。

 

完全にやられました・・・。

 

 

というわけで、注文から約3ヶ月後、納品されました。

 

 

 

  

 

|■4.ネットワークトランスポート[dCS Network Bridge] 導入まとめ

 

 

▼音質について

 

・ハイエンド特有の美しく優雅な空気感が感じられます。余韻も綺麗です。

 まさしく「dCS」社の音です。

 

・dCS Network Bridgeは広大なスケールで音場を描き、時に空間が揺れ、

 音に包まれ、感情たっぷりのヴォーカルが浮かびあがります

 

・高音域・低音域のレンジが一気に拡大して、超ワイドレンジになります

 そのため、スピーカーの鳴りっぷりが凄まじく変化します。

 

 細身のMAGICO S1からは想像できないほど、量感たっぷりかつ引き締まった

 低音が「ドンッ!ドンッ!」と出ます。
 

 dCS Network Bridgeを導入したことにより、スピーカーの

 再バーンインが始まりました。
 おそらく1ヶ月も経てば、うちのMAGICO S1は相当化けるでしょう。

 

 なお、dCS Network BridgeとDAVE間に適切なデジタルケーブルを用いると、

 (臆さずに言いますが)CHORD Blu mk2 + DAVEの

 組み合わせを超える「美しく優雅な音」がします。

 

 ※CHORD Blu mk2 + DAVE の組み合わせは空間の左右の広さ、滑らかさ等、

  性能的には素晴しいです。しかし、ハイエンド風の優雅な音では無く、

  どちらかというとプロ機器寄りの質実剛健な音作りです。

 

  タイムロードの試聴会でCHORD Blu mk2 + DAVEをじっくり

  聴きましたが、私としては、ハイエンド風の音が好きだと確信しました。

  

・「Vaio S11→Luxman DA100→DAVEの音」と「dCS Network Bridge + DAVEの直結」を
  比べると、 S/N、空間の広さ、3次元的空間表現、上下のレンジの広さ、

  抑揚、リズム感、音像の立体感、滑らかさ、感情表現、余韻等、

  あらゆる要素において、比べることが酷なほど、dCS Network Bridgeが優れていました

 

  そのなかでも、女性ヴォーカルは最高です! 

 

  

▼操作性・コントロールアプリの出来

 

・純正コントロールアプリのできは素晴しいです。

 

 国産や海外の安価なネットワークプレイヤーで時々問題・議論になる

 「ギャップレス再生」は当たり前に行えます。

 シークもスムーズにできます。

 コントロールアプリのUIは直感的に操作できるようになっているので、

 楽々操作できます♪ プレイリストの作成も簡単です♪


 現在再生しているプレイリストはネットワークトランスポート側で保持するので、
 iPhoneやiPadのコントロールアプリを終了しても再生は続きます。

 
 (iPhoneやiPadの電源を落としても、プレイリストを最後まで再生します)

  

 ※OpenHome対応ではありませんが、そんなことはどうでも良くなる程
  快適な操作感です。

  このコントロールアプリは、操作するユーザーの事を真に考えて作られています。

 

 音楽再生中にNASのケーブルを抜いても、20秒近くは音楽が鳴り続けます。

 そのため、ネットワークトランスポート側でそこそこの容量のあるメモリを積んでいて、

 音楽データをキャッシュしていると推測します。

 

・NASに「MinimServer」を用いれば、WAVタグ、WAVのカバーアートにも対応します。
 個人的にはLINNのコントロールアプリより使い勝手が良いです。

 WAV派の私にとっては大変嬉しい仕様です♪

 

 

 ※上記写真は、iPadでのコントロールアプリの様子です。

 

 なお、私はこれまでに、下記3種類のNWプレイヤーを使ってきました。
  ・2010年:LINN AKURATE DS
  ・2015年:LINN MAJIK DS-I
  ・2016年:TEAC CD-P800NT

 

  
▼唯一の不満点

 

  dCS Network Bridgeは、電源のスタンバイ機能が無く、
  背面スイッチで物理的に電源をオン・オフするしかありません。

 

  そのため、dCS Network Bridge内のOS・ソフトウェアがどのような状態なのか
  わからないままブチッと電源を切るのには抵抗があります。

 

  また、オーディオ機器は電源のメインスイッチをオンにするときに故障を
  引き起こしやすいので、背面のスイッチのみで電源オンをするのは
  機器的にも精神的にもよろしくないです。

 (そのため、代理店の話としては、現時点では、電源を常時オンにするのが望ましい

  とのことです。)

 

  可能であれば、LINNのようにコントロールアプリ上から
  電源のスタンバイ・復帰ができたら嬉しいです。

 

このあたりは、今後の機器のソフトウェアアップデートで実装して欲しいところですが、
その不満点も吹っ飛ぶほど、まさに正統派ハイエンドの美音に酔いしれることができます。

 

  ※一方で、dCS Network BridgeはLINNのDSとは異なり、

   IPアドレスが固定できます。そのため、コントロールアプリが

   dCS Network Bridgeを見失う(発見出来ない)という状況が
   極めて少ないです。また、ルーター等のDHCPサーバー機能をオフに

   できるので、ネットワーク全体の負荷・ノイズが下がります。

   スタティックARP等もできるので、より音楽再生に特化した

   ネットワークが構築できると思います。

 

  

▼D600越え

 

TAD D600を手放してから約2年が経ちました。

 

 

 

この間、PCをチューニングして、DAVEとの組み合わせで
色々試しましたが、TAD D600を「完全に超えた」とは
言い難かったです。

 

色彩感・カラフルさ、前方後方の同時定位に関しては、導入直後から
D600を上回っていましたが、基本性能では敵わない部分が多かったです。

 

しかし、dCS Network BridgeとDAVEの組み合わせで、
ようやくTAD D600を遥かに上回ることができました。

 

 

ただし、TAD D600の重厚感のある低音と直線的な音には敵いません。
TAD D600は音が体を突き抜けていくような、極めて浸透性の高い音です。

これはメーカーとしての音作りの違い、目指す音の違いでしょう

 

(ヒラリー・ハーン演奏の「メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲」で比較しますと、
 弦の艶やかさ、音色の鮮やかさはネットワークトランスポート+DAVEに
 軍配が上がります。一方、大編成のスケール感、風圧すら感じる低音の量感&質感は
 TAD D600の方が勝ります。どちらとも魅力ある音です♪)

 

 

 

dCS Network Bridgeを導入してからまだ10日ほどですので、
今後、システムがどんどん化けると思います。

 

ハイエンドオーディオ復活!!そして究極の美音へ!

今後を楽しみにしながら、明日からまた頑張ります!

 

- 終り -
 

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